WIRED UNIVERSITY × Miraikan
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オードリー・タンやグレン・ワイルが講師!多元的未来を体感する特別講座:WIRED UNIVERSITY × Miraikan開講
例えば都民1,400万人の意思が選挙によって示されるとき、それはけっきょく当選か落選かという0/1(ゼロイチ)で決定されることになる。そこから生まれる未来とは、決められた“ひとつ”の未来であって、まさにいま人工知能(AI)によって人類が早晩迎えると言われるシンギュラリティ(技術的特異点)のように、単数形(singular)の未来へと人々の意思を収斂させていく。
この複雑な世界を強引にゼロイチに収斂させるのではなく、「複雑なまま」でわたしたちが日々を生きることはいかにして可能だろうか? そのとき、テクノロジーを多元的な社会と対立させるのではなく、複数形の未来をつくりだすツールとして使うためにはどうすればいいのか?これらの大きな問いをテーマに、国内外から迎える4人の講師による特別セッションを展開します。
【先着順】オードリー・タンやグレン・ワイルが講師!多元的未来を体感する特別講座:WIRED UNIVERSITY × Miraikan開講 | Peatix
WIRED.jp
講座を聞きながら、見つけたメモもここに取り急ぎ書く
多様性は「単一の元が広がりを持っただけ」とも言える?
講義メモをここに書くtakker.icon
ありがたい!nishio.icon
futures
単数形ではなく複数形を使う
テクノロジーを使ってどう社会の仕組みを変えていくか
統治技術
Glen Weylさんの自己紹介&プレゼン
オードリーさんの紹介ビデオ
The Plurality Bookの話で、Glen WeylとAudrey Tangとの関わりを話す
Radical Marketsをベースに話をしていた
その後ドイツで会って話をした
ゴールドカード
台湾の市民権?
台湾に住んでいなくていい
貢献できる精神をしめすもの
就業ゴールドカード
鈴木健
アメリカの分断の深刻さ
アメリカ中をロード・トリップして話を聞いた
なめらかな社会とその敵
2022文庫版で、RadicalxChangeの活動など、テクノロジーの世界であらたに起きたことを加えた
インターネットバブル前の夢はどこに行ったのか
牧歌的な夢
きっかけ
ベルリンの壁を越えた
わずか数か月前には、壁を越えようとして射殺された人がいた
わずか5ヶ月待てば、壁を超えられたのに
どうして不条理がこの世界に残り続けているのか
解い
この複雑な世界を複雑なまま生きることはいかにして可能か?
今週、クローズアップ現代でAIを使ったスポーツのデータ解析の話があったのを思い出すtakker.icon
チームへの貢献度を表すとある指標を使う
確かに今までの単純で主観的で定性的な評価よりはずっといいけど、結局のところ大量の次元をたった一つのスカラー値に非可逆圧縮していることには変わりない
複数のパラメタを複数のパラメタのまま取り扱うことも、このPluralityに含まれているのではないのだろうか
複雑なものを複雑なままAするは、Negative Capabilityともつながるのだろうか?
ちょっと違うか。でも関係する所ありそう
Namerakaな関数
考えていること
PICSY
伝播委任投票システムによるネットワーク民主制
2010 かこさとし
きみのみらい・みらいのきみ
伝播委任投票を取り入れた体験ワークショップを日本科学未来館でやった
なめらかな社会とその敵の「敵」ってなんだろう?takker.icon
まだ読んだことないから、読んで調べてみるか
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BCVBZMNP
小沢淳
科学コミュニケーターの紹介
展示
全てゼロベースで組み立てている
毎回毎回新しい手法を開発しているということ
講座が始まる前にすこし寄ってみたが、非常に新鮮だったtakker.icon
国立科学博物館は今までのこととこれからのことを、体験を交えつつ紹介・解説していた
14:57:42 小沢淳さんから未来館と博物館との違いの解説有り。まさにここで自分が感じた違いをよりはっきり説明していた
博物館:過去を記録する
東京国立博物館の、保存修復のコーナーを思い出したtakker.icon
今まであったものをどう記録し、広く伝え、未来に残していくか、に重点を置いていた
インターネットアーカイブなどにも共通する、記録という役割
未来館:未来を展示する
未来はすぐ変わる
だから未来の展示は5~10年で入れ替えてしまう
例:インターネット物理モデルについて
「なぜインターネットの展示があるのか、電気・ガスレベルで当たり前じゃないか」というお客さんからの問いかけ
おそらくもうすぐこの展示は終わるだろう
参考情報: 日本科学未来館、新たな常設展示「宇宙と素粒子」など25年春 | リセマム
現在の常設展示「インターネット物理モデル」「未来逆算思考」「加速器で探る素粒子と宇宙」「ニュートリノから探る宇宙」は、新展示の工事に伴い2025年1月で公開を終了する。
未来を語るのが目的、未来館の思う未来ではない
だからみんなで考えたい
実際、展示の監修はありとあらゆる分野の研究者が参加していたtakker.icon
説得力を感じた
市民参加型のも多い
博物館は記録を残し、未来館は未来を見せる
今まで自分は国立科学博物館と日本科学未来館は似たような施設だと勝手に思っていた(幼少期の記憶)が、今回の展示と今の説明を受けて、全く違う場所だということを、頭でも身体でも実感したtakker.icon
どちらも重要な役割を果たしている
ここは、問いが強烈だった
今まで考えたことがなかった視点、聞いたこともなかった問いを投げかける
計算機と自然、計算機の自然
パンチカードとDNA
自然の木をそのまま使った構造
物
計算機によって、自然物を自然物のままにして、強度を確保する構造を計算できる
土木工学だと自然と人間は対立するものとはっきり断言されているが、まったく逆の視点だった
計算機によって、むしろ自然を壊さずにすむ
展示のデザインというかレイアウトも、類似のものが思いつかないものがほとんどだった
インフォグラフィックの新鮮さ
学びとケア
具体的なストーリーをイラストで示す
単なる抽象的な説明より、ずっと具体的で心に残った
ハザードを、玉運びマシーンで表現する
地震のエネルギーが貯まる様子の視覚化
気づいていないリスクが貯まる
市街地のモデルに確率的にボールを流し、建物や人間が倒れる
ガードで玉が止まることもあるし、ガードをすり抜けて人間にあたることもある
零壱庵はまだ見てなかった。見る
Audrey Tang
教育の変化
情報をどれだけ覚えるかでなく
どれだけ有効な情報を生み出す側になれるか
現状維持を考え直せるtakker.icon
これが今のやり方。変えたかったら18歳になって投票できるようになってからやってみたら
ではなく、本当に若いときからやるべき
鈴木健、教育を今日すごくテーマにしたい
日本科学未来館は日本の宝
大変素晴らしい展示が作られ続けている
plurarityしかり、輸入されたものとして受け止めてはならない
そう思うと、日本科学未来館はゼロベースで作っていて、輸入していないtakker.icon
輸入でないものの具体例
和魂洋才もまさにプロセスだけ輸入した例か
この少しあとにやはり出てきた
自分たちで世界を変えられると信じされるような教育をしないと、民主主義の市民社会は成立しない
そして、日本はその状況にあるtakker.icon
輸入では形式になってしまう
ではなく、我々がまず何かを変えたいという力、目的があって、それに「たまたま」一致する手段を探るだけ
例:active learning
文科省がマニュアルを作ってしまった
日本人はマニュアル得意
マニュアル通りに先生がやってしまった
結果、つまらん
「共通の敵は反知性」
反知性が具体的になんなのかはよくわからなかったtakker.icon
(聞き飛ばした)
複雑系
Pluralityとなめ敵の共通点
社会の複雑さをテクノロジーで対応できないと、社会の複雑さがテクノロジで表現できる複雑さまで退縮してしまう
道具が表現を規定するtakker.icon
テクノロジーで社会の複雑さが規定されてしまう
社会の複雑さに対応できるテクノロジを編み出さないといけない
現実を取り扱える手法を見つけるtakker.icon
目的=「社会の複雑さを減らすことなく」
オードリーさん
デジタル大臣という新しい役職ができた時、自分のことを説明してくれと求められた
その説明としてPlurality Poemを作った
機械が人間から学ぶだけでなく、人間も機械から学ぶ
このようなフィードバックシステムは現在ほとんど考えられていない
ロボットの展示にあった学びとケアのストーリーが、まさにこれを示していたtakker.icon
すごいな。面白いほど日本科学未来館の展示と講座の話題が結びついている
講座始まる前にふらっと常設展を覗いたのは正解だったtakker.icon*3
眼鏡をかけるのであって眼鏡をかけられるのではない
AIのsuggestに従う必要はない。自分の尊厳をもつ
イスラエル・ハマス衝突で使われている、AIによるハマスの画像認識・殺害システムはこの真逆
これもシステム上はAIによる判定で対象を殺すかどうかは兵士に委ねられているが、実際には脳死でAIのshuggestをそのまま使って殺してしまっている
鈴木健
日本ではごく一部の人たちがSingularityについて語っている、これはある意味有益
幅広い人がそれを真剣に議論しなければならないほど、身近な危機が迫っているわけではない
世界全体で議論するのは早すぎると考えている
だからこそ、まだ先?のsingurarityではなく、The Plurality is here(Pluralityはここにある)を訴えていきたい
日本はAIと親和性がある
らしい?takker.icon
どこかの統計では、ほとんどの人がLLMを使っていないとでていた
使っている人、知っている人を含めても、受け入れている人は実際にどれだけいるのだろうか
例えば、日本のイラスト界隈だと、使ったら私刑になるほど排斥されているという認識がある
/motosoを斜め読みした感想
@基素.icon、どうなんでしょうか?
インターネット物理モデル
量子ビットの話
確率をそのままに扱える?
重ね合わせの計算
まず並列計算につかえるtakker.icon
アナログ計算にも使える?takker.icon
でもアナログって、(精度の議論はあれ)デジタルでも表現できるよね
ファジー理論が(少なくとも土木工学分野では)衰退した理由もここだと思っている
注:Fuzzy理論が衰退した理由は自分と父の憶測。調べたことはないtakker.icon
https://chatgpt.com/share/4318a66a-5e82-45b7-acda-0de64847667f
ファジー理論は理論的には非常に強力ですが、実際の応用においては設定や調整が難しいという問題がありました。特に、ファジールールの設計やファジー集合の定義が専門家の知識に依存するため、一貫性や客観性に欠けることがありました。
ここかなあ
エキスパートシステムと同じく、ルールセットを人力で作るのが非現実的だった
でもそうではないのか?
誤った二分法やNamerakaの概念の有益性を下敷きにすると、ファジーはオワコンではないかもしれないとは思っている
2つの状態に同時になれる
これはパラドクスではない
多様性のパラドックス……の話ではないみたい
人間は矛盾した生き物みたいな言われ方をするが、そもそも矛盾という捉え方が有益でなかった?takker.icon
要はバランス、中庸ではなく、両方をとる
同時に複数の状態をもつ
質疑応答コーナー
/nishio/失敗が許されない環境になりつつある?
失敗が許容されない社会
0→1なら失敗は当然みたいにある
では既存の技術はどうだ?
1→2,3,4,5……と既存の技術をブラッシュアップする過程では、失敗が比較的許されないがち?
Audrey Tang.icon
失敗が次の共創につながる
できるだけなるべく早くリリースすれば、失敗したものが新しい友人を作る理由になる
オープンソースにすれば、指摘した人が直せる
しかし、たとえば出版したあと見つかる失敗は訂正が難しい
結果、自論を正当化するしかなくなる
安野たかひろさんが参加型マニフェストでまさに実現していたコンセプトだ!takker.icon
マニフェストが変えられないと、他者を攻撃するしかなくなる
/villagepump/一貫性は悪いミーム!
日本に蔓延る悪いUI
の話か?takker.icon
どうUser-Friendly UIを広めるか
Audrey Tang.icon
外へ拡大するためには、実際にPlurarity実行すること
毎日人に出会うときに実践する
blockchainのセキュリティ
Audrey Tang.icon
(ここあまりわからなかったtakker.icon)
blockchainに特別な信念がない
今取り組んでいる問題に取り組む役割を果たせるから使う
しかし、もしそういう問題でないなら、別の手段に変える
また、blockchainに関しては新しいアイディアがどんどん出ている
Glen Weyl.icon
画像ない。ほしいtakker.icon
blockchainで認証するのももちろんあり
しかし、例えばボランティアで手動でコピーすることだってできる
目的を達成するためなら、手段はなんでもいい、ということ
だいじtakker.icon
質問
資本主義の行き過ぎと日本の若者の幸福に興味ある
一人当たりGDPは高いが、それだけ幸福だとは思えない
鈴木健.icon
仮に経済成長しても、幸福というふうに感じられないだろう
ただし、必要最低限の経済基盤は必要
未来逆算型の展示にあった、50年後の少年少女の世界がそうだったtakker.icon
経済が死んだら、幸せ以前に生きていけるかどうかすらわからない
幸福だと思えないのは、同調圧力では?
被選挙権を18歳まで引き下げる活動をしている人
思慮判別がないから引き下がっていないらしい
しかし、東京都知事選では思慮判別がない人がいっぱい出た
制限に走る方向ではなく、どうヘルシーな選挙・民主主義を保つのか
Glen Weyl.icon
安野たかひろさんのキャンペーンで、このゲームが抜本的に変わったと思う
変わってくれtakker.icon*3
TBS以外にも取材してほしい
プラットフォームを変えてほしいというリクエストが87あった
ここちょっとよくわからかったが、いいたかったこと(↓)はわかったtakker.icon
つまり、投票者じゃなくても声を代表してもらえる
自分たちの提案を出すということのほうがもっと影響力があるかもしれない
あの活動に感動した
自分も感動したtakker.icon
Audrey Tang.icon
35歳になったら引退するつもりだった
35ではもう年寄りすぎる
ところが大臣になってしまった
大臣レベルで本当に話ができるようになったということ
今までは、街で政党を作って政治家になって、そのあと国政に出ることになる
そうしたら40歳になってしまう
軍事・暴力をいかに管理するか
興味深い視点takker.icon
より広げると、特定秘密や機密事項かな
……という話ではなかった。武力とかのほうか
Audrey Tang.icon
コンセンサスを得るのではなく、ほどほど、大体これくらいでいいというところに落ち着かせる
少数派を少なくしなければならない、ゼロにしないといけないという考えは暴力に行き着く
まず大体合意できるところで落ち着かせる。こんな複雑なことはまた明日やろうと
Glen Weyl.icon
Star Trekの概念
自分が強くなると、敵が増える
更に強くなると、もっと敵が増える、暴力が増える
しかしもしかしたら友人に慣れるかもしれない
終わりに
小沢淳さん
The Plurality Bookを読んで、展示にできると思った
次は本を出すのではなく、展示、インスタレーションを作ってみるのはどうか
インスタレーションが始まったら聞きたいAudrey Tang.icon
Pluralityの展示みたいtakker.icon*3
Audrey Tang.icon
デジタルの世界をポータルとして使えば、お互いに対面で次は合いましょうになる
Glen Weyl.icon
アンデス語でチー・シー という言葉がある
いろんな色が混ざっているが、完全にミックスしていない状態
ボールの色はそれにするのはどうか
Mrai canをMira, I Canにしたらどうか
スペイン語でミラはlook
「見て、私はできるよ」
16:17:07 おわり
UDTalkめっちゃ便利takker.icon
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